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楽園バリスタイル・ナビゲーターの小野寺です!
~インドネシア最新ニュースをピックアップ~
インドネシア・バリ島から社会ニュース、経済ニュースからフレッシュな最新トピックを
お届けします。
【インドネシアでワクチン接種済み医療関係者350人がコロナ感染、変異株か】
[ジャカルタ 17日 ロイター] - インドネシアで新型コロナウイルスのワクチン接
種を受けた医師などの医療関係者350人以上が新型コロナに感染し、数十人が入院して
いる。
感染した医師は、中国の科興控股生物技術(シノバック・バイオテック)製のワクチンを
接種していた。複数の当局者が明らかにした。一部のワクチンが、感染力の強い変異株に
どこまで効果があるのか懸念が生じている。
中部ジャワ州クドゥス県の保健局長によると、大半の医師は無症状で、自宅で自主隔離し
ているが、数十人は高熱と酸素飽和度低下で入院している。クドゥス県では、感染力が強
いデルタ株が流行しているとみられ、病床使用率が90%を超えている。
【ボゴール市、週末の通行規制を再実施】
インドネシアの西ジャワ州ボゴール市のビマ・アルヤ市長は16日、市内で新型コロナウイ
ルスの新規感染者数が増えていることから、週末の車両ナンバープレート末尾の偶数奇数
による通行規制を再び実施すると発表した。今週末の19日と20日から実施する。規制時間
は午前10時~午後4時。
規制はボゴール市外から市内に入る全ての車両が対象となり、通行日とナンバープレート
末尾の偶数奇数が一致する車両のみ通行できる。首都ジャカルタとボゴールを結ぶジャゴ
ラウィ高速道路のバラナンシアン料金所など計5カ所に検問所を設置する。
17日付地元各紙によると、ビマ市長は「市内の新規感染者数がここ3週間で増加している
ことから、通行規制により市内と市外の移動を制限する。感染者数の増加は、病床使用率
にも影響する懸念がある」と述べた。16日現在の市内指定病院の病床使用率は51%と、3
日前の20%弱から大幅に上昇した。市内の陽性者数は820人。
【バリの住民約300万人がCovid-19ワクチンを接種完了】
バリ州Covid-19対策本部の事務局長であるMadeRentinは、現在Covid-19の症例がバリ島の
総人口の1%未満であることを発表した。
バリの住民のCovid-19ワクチンを接種者は、規定の2回目までの接種を終えた人々の合計2,
958,350人とのこと。またバリに在住する外国人のワクチン接種も始まりこれまでに537人
が完了している。
【ワクチン接種拒否者への制裁措置、ジュンブラナ県】
ジュンブラナ地方政府当局は、Covid-19ワクチン配布において新たに報酬と罰則規定を設
けることを発表した。
同県ではCovid-19ワクチンの接種を目標とした合計224,983人の住民のうち、初回投与を
受けたのは96,327人。目標の普及率よりも離れた42.82%が原因とされる。ワクチン接種
拒否者には行政サービスや支援金プログラムの一時停止などが行われる。
以上、
今回はインドネシアの新型コロナウィルス関連の情報をピックアップしてみました。
本土ジャワ島の方で流行が懸念される変異株は少し心配ですが、バリ島は7月の外国人観
光の再開に向けて急速にワクチン接種が行われています。
先週はバリ州政府の州長ワヤンコステル氏とジョコウィ大統領との政策会議では、7月ま
でに予防接種プログラムを完了させるため追加のワクチン300万人分の配布の要請、国内
観光活性化のためのイベント、国際会議やイベントの主催、観光セクタ―向けのソフト
ローンプログラム、新たな産業トレーニングなど、バリ島経済再興のためのそれぞれの項
目が認可を受けました。
具体的な施策が徐々に行われ、外国人観光の再開はいよいよ現実味を帯びてきたと思いま
す。
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